個人輸入の薬は大丈夫?仕組み・メリット・リスクをわかりやすく解説

近年、インターネットを通じて海外の薬を個人で購入する「個人輸入」が身近になっています。
「国内より安い」「病院に行かなくていい」といった理由から注目される一方で、健康リスクや法律面の注意点も多く存在します。

この記事では、個人輸入の薬について
仕組み・メリット・デメリット・注意点をわかりやすく解説します。


個人輸入の薬とは?

個人輸入とは、自分自身が使用する目的で、海外から医薬品を取り寄せることを指します。
代行サイトや海外通販サイトを通じて購入するケースが一般的です。

ポイントは以下の通りです。

  • あくまで「自己使用」が前提
  • 他人に譲渡・販売することは禁止
  • 輸入できる量や種類には制限がある

日本では、医薬品は原則として国内での承認・販売ルールが厳しく管理されています。


個人輸入が利用される主な理由

個人輸入の薬が選ばれる理由には、次のようなものがあります。

1. 国内より価格が安い

海外製ジェネリック医薬品などは、国内処方より大幅に安い場合があります。

2. 病院に行かずに購入できる

通院の手間や診察待ちを避けたい人にとっては大きな魅力です。

3. 日本未承認の成分・薬がある

海外では一般的でも、日本では未承認の薬が存在します。


知っておくべきリスクと注意点

便利そうに見える個人輸入ですが、見落としがちなリスクも多くあります。

偽造薬・粗悪品のリスク

  • 成分が入っていない
  • 不純物が混入している
  • 表示と中身が異なる

といった偽造医薬品の報告は世界的に問題になっています。

副作用が起きても自己責任

国内で承認された医薬品と違い、
副作用が出ても公的な救済制度の対象外となるケースがほとんどです。

用量・用法を誤る危険性

医師や薬剤師の指導がないため、

  • 飲み合わせ
  • 過剰摂取
  • 持病との相性

などで健康被害が出る可能性があります。


法律的に問題はないの?

日本では、一定条件を満たせば個人輸入自体は違法ではありません
ただし、次の点に注意が必要です。

  • 輸入できる数量に制限がある
  • 向精神薬・注射薬などは原則不可
  • 第三者への譲渡・販売は禁止

詳しい基準は、厚生労働省が公表している情報を必ず確認する必要があります。


個人輸入を検討するなら意識したいポイント

どうしても個人輸入を利用する場合は、以下を意識してください。

  • 信頼性の低い広告やSNS経由は避ける
  • 「即効」「絶対安全」など誇大表現を疑う
  • 持病がある場合は必ず医師に相談する
  • 少しでも異変を感じたら使用を中止する

まとめ|安さ・手軽さの裏にあるリスクを理解しよう

個人輸入の薬は、
価格や手軽さというメリットがある一方で、健康・安全面のリスクも大きい選択肢です。

特に医薬品は、
「自己判断で使うこと自体がリスクになる」
という点を忘れてはいけません。

少しでも不安がある場合は、
国内の医療機関・薬局を利用することが最も安全な選択です。