「海外から薬を個人輸入したほうが安い?」
「病院で処方してもらうのは高くて面倒?」
薬を手に入れる方法が多様化する中で、
個人輸入と国内処方のどちらを選ぶべきか迷う人は少なくありません。
この記事では、価格・安全性・保証の3つの視点から、
個人輸入と国内処方の違いをわかりやすく比較します。
そもそも「個人輸入」と「国内処方」の違い
まずは基本的な違いを整理します。
| 項目 | 個人輸入 | 国内処方 |
|---|---|---|
| 入手方法 | 海外サイト・代行サイト | 病院→薬局 |
| 医師の関与 | なし | あり |
| 国の承認 | 原則なし | あり |
| 責任の所在 | 自己責任 | 医療機関・国の制度 |
最大の違いは、医師・薬剤師が関与するかどうかです。
① 価格の違い|本当に個人輸入は安い?
個人輸入の価格感
- ジェネリックが多く、薬代そのものは安い
- 診察料がかからない
一見すると「かなりお得」に見えます。
ただし、
- 送料
- 為替変動
- 通関トラブル時の再購入
などを含めると、必ずしも最安とは限りません。
国内処方の価格感
- 診察料・調剤料がかかる
- 保険適用なら自己負担は1〜3割
特に慢性疾患や継続治療では、
結果的に国内処方の方が安定して安いケースも多くあります。
② 安全性の違い|決定的な差が出るポイント
個人輸入の安全性
- 偽造薬・粗悪品のリスク
- 成分・含有量が不明確な場合がある
- 副作用が出ても相談先がない
最大の問題は、第三者によるチェックが一切ないことです。
国内処方の安全性
- 国の承認を受けた薬のみ使用
- 医師が症状・体質を考慮
- 薬剤師による服薬指導あり
副作用や飲み合わせの確認が行われるため、
安全性は圧倒的に高いと言えます。
③ 保証・救済制度の違い
個人輸入の場合
- 副作用被害救済制度の対象外
- 健康被害が出ても補償なし
- すべて自己責任
「何かあったとき」が最大の弱点です。
国内処方の場合
- 医薬品副作用被害救済制度の対象
- 医師・医療機関への相談が可能
この制度は、厚生労働省の管理下で運用されています。
比較まとめ|どちらを選ぶべき?
| 観点 | 個人輸入 | 国内処方 |
|---|---|---|
| 価格 | 安く見えるが不安定 | 保険適用で安定 |
| 安全性 | 低い | 高い |
| 保証 | なし | あり |
| 手軽さ | 高い | やや手間 |
| 安心感 | 低い | 高い |
こんな人は国内処方がおすすめ
- 持病がある
- 複数の薬を服用している
- 初めて使う薬
- 安全性・保証を重視したい
特に初回治療や長期服用では、国内処方が無難です。
それでも個人輸入を選ぶなら
どうしても個人輸入を検討する場合は、
- 日本での規制状況を事前確認
- 数量制限を厳守
- 少しでも異変があれば使用中止
「安いから」だけで選ばないことが重要です。
まとめ|価格差の裏にある“見えないコスト”
個人輸入と国内処方の差は、
価格以上に「安全性」と「保証」の差です。
一時的な出費だけでなく、
万が一のリスクまで含めて判断することが、
後悔しない選択につながります。
