「海外の薬をネットで買えるらしいけど、どうやって届くの?」「初めてでも大丈夫?」
個人輸入は手軽に見える一方、流れやルールを知らないまま進めるとトラブルになりやすいのが実情です。
この記事では、個人輸入が初めての人向けに
注文から到着までの流れと、必ず知っておきたい注意点をやさしく解説します。
個人輸入の全体の流れを先に把握しよう
まずは、一般的な流れを簡単に整理します。
- サイトを選ぶ
- 商品を注文・支払い
- 海外から発送
- 税関でチェック(通関)
- 自宅に到着
一見シンプルですが、注意点が多いのは③〜④です。
STEP1|個人輸入サイト・代行サイトを選ぶ
個人輸入は、以下の方法で行われることがほとんどです。
- 海外の通販サイトから直接購入
- 個人輸入代行サイトを利用
ここでの注意点
- 「必ず効く」「絶対安全」など誇大表現に注意
- 連絡先・運営情報が不明なサイトは避ける
- SNS広告だけで判断しない
※代行サイトを使っても、輸入の責任は購入者本人にあります。
STEP2|注文・支払いを行う
注文時は、以下の情報を入力します。
- 氏名(パスポート表記を求められる場合あり)
- 住所(英語表記になることも)
- 電話番号
- 支払い方法(クレジットカード等)
注意点
- 家族分・複数人分をまとめて注文しない
- 数量は「自己使用の範囲」に抑える
この時点で数量が多いと、税関で止まる可能性が高くなります。
STEP3|海外から発送される
発送後は、
- 国際郵便
- 海外宅配便
などで日本へ送られます。
よくある誤解
- 「発送された=必ず届く」ではない
- 途中で税関チェックが入る
配送状況が止まっていても、通関中であれば珍しくありません。
STEP4|税関でのチェック(最重要)
日本に到着すると、税関で内容物の確認が行われます。
ここでチェックされる主なポイントは、
- 医薬品の種類
- 数量
- 輸入禁止成分の有無
- 自己使用かどうか
問題がなければ通関し、配送へ進みます。
税関で止まるケースとは?
以下の場合、保留・没収・確認連絡が入ることがあります。
- 数量が多すぎる
- 注射薬・向精神薬など輸入不可の薬
- 販売目的と疑われる内容
- 成分が不明確な商品
場合によっては、購入者に説明を求める連絡が来ます。
STEP5|自宅に到着
通関が完了すると、通常の荷物と同じように自宅へ届きます。
ただし、届いた後も重要です。
- パッケージ・成分表示を必ず確認
- 体調に異変があればすぐ使用中止
- 他人に譲らない・売らない
初めての人が特に注意すべきポイント
① 輸入できる量には上限がある
一般的には
- 内服薬・外用薬:1〜2か月分程度
が目安とされます(薬により異なります)。
② 副作用が起きても公的救済の対象外
個人輸入の薬は、
日本の副作用救済制度の対象外になることがほとんどです。
③ 「海外では普通」は日本では通用しない
海外で市販されている薬でも、
日本では未承認・規制対象の場合があります。
判断基準は日本のルールです。
法律やルールはどこで確認する?
個人輸入に関する公式な考え方は、
厚生労働省が公表しています。
不明点がある場合は、
「大丈夫だろう」と自己判断せず、事前確認が重要です。
まとめ|流れを知ればリスクは減らせるが、ゼロにはならない
個人輸入は、
正しい流れとルールを理解して初めて成立する行為です。
- 注文は簡単でも、責任は重い
- 税関チェックが最大の関門
- 安さと安全は別物
初めての方ほど、
「本当に個人輸入が最善か?」
を一度立ち止まって考えることが大切です。
