偽造薬はどれくらい多い?実際に起きたトラブル事例

「偽造薬って本当にあるの?」
「海外通販で買った薬は大丈夫?」

個人輸入が広がる一方で、世界的に問題になっているのが**偽造薬(フェイク医薬品)**です。
見た目は本物そっくりでも、中身がまったく違う――そんなケースも珍しくありません。

この記事では、
偽造薬の実態・どれくらい存在するのか・実際に起きたトラブル事例をわかりやすく解説します。


偽造薬とは?

偽造薬とは、

  • 有効成分が入っていない
  • 成分量が違う
  • 不純物が混入している
  • 表示とは別の成分が含まれている

といった、正規品ではない医薬品のことを指します。

パッケージやロゴは本物そっくりに作られているため、
一般の消費者が見分けるのは非常に困難です。


偽造薬はどれくらい多いのか?

世界的な保健機関であるWorld Health Organizationは、
インターネット経由で流通する医薬品の中には相当数の不正製品が含まれている可能性があると警告しています。

特に問題視されているのは、

  • ED治療薬
  • ダイエット薬
  • 筋肉増強系薬剤
  • 美容系ホルモン剤

といった、需要が高く・高額になりやすいジャンルです。

また、日本でも厚生労働省が、
個人輸入医薬品に偽造品が含まれるリスクについて注意喚起を行っています。


実際に起きたトラブル事例

事例① 有効成分がゼロだったケース

個人輸入したED治療薬を分析したところ、
有効成分がまったく含まれていなかったという事例があります。

➡ 効果が出ないだけでなく、
「効かないから」と過剰に服用してしまう危険もあります。


事例② 表示とは違う成分が混入

ダイエット薬として販売されていた商品から、
表示にない強力な医薬品成分が検出されたケース。

➡ 心拍数の異常上昇、めまい、動悸などの健康被害が報告されました。


事例③ 不純物による健康被害

海外製の美容系医薬品から、
基準値を超える不純物や重金属が検出された事例もあります。

➡ 長期使用で肝機能障害などのリスクが指摘されています。


事例④ 見た目は完全に本物

正規メーカーとほぼ同じパッケージ、
シリアル番号まで印刷された精巧な偽造薬も確認されています。

➡ 専門機関の検査をしない限り、
一般人が見分けるのはほぼ不可能です。


なぜ偽造薬が増えているのか?

主な理由は以下の通りです。

  • 高額で利益率が高い
  • ネット販売で匿名性が高い
  • 国境を越えて流通できる
  • 需要が安定している

特に「病院に行きにくい薬」ほど、
偽造品の標的になりやすい傾向があります。


偽造薬を見分けることはできる?

正直に言えば、
素人が見分けるのは極めて困難です。

チェックできるポイントはありますが、

  • 外箱の印刷の粗さ
  • 錠剤の色・形の違い
  • 成分表示の不自然さ

これらだけでは完全には判断できません。


偽造薬を使うリスク

偽造薬の問題は、
「効かない」だけではありません。

  • 重篤な副作用
  • 成分過剰による中毒
  • 慢性的な健康被害
  • 適切な治療の遅れ

最悪の場合、命に関わるケースもあります。


国内処方との大きな違い

国内で承認された医薬品は、

  • 品質管理
  • 流通管理
  • 成分検査

が徹底されています。

また、副作用が起きた場合には公的な救済制度もあります。

個人輸入の場合は、
これらの安全網がすべて外れる点が最大の違いです。


まとめ|「安い」よりも「安全」が重要

偽造薬は、
決して都市伝説ではありません。

特に個人輸入や海外通販では、
一定の割合で混入している可能性があることを前提に考える必要があります。

  • 安さ
  • 手軽さ
  • 匿名性

これらの裏にあるリスクを理解し、
「もし偽物だったら?」という視点で判断することが大切です。